ごあいさつ
代表者 挨拶
合同会社のっぽる
「ことばの学び舎」の開設にあたって
合同会社のっぽる 代表社員 壬生 儀幸
私には忘れられない場面があります。
それは、ことばに遅れのあるお子さん(以下:Aさん)の就学先を考えて、関係者が判断に迷っていた時のことです。Aさんの様子を見てもらうために、聾学校から就学相談を担当している方(以下:Bさん)に保育園に来て頂くことが出来ました。Bさんは聾学校の教具を使って授業をしてくれました。
BさんとAさんが向かい合って座ります。Aさんは、何が始まるのか不安な表情をしています。Bさんが課題を出します。Aさんはそれをクリアします。続く課題をAさんに提示します。それもAさんはクリアします。Aさんの表情から不安の色が消え、笑顔が出始めました。BさんがAさんに見えないように机の下で次の課題を用意します。Aさんは「次に何が出てくるのかな」という興味からか、机の下をのぞき込みます。出された課題もクリアしました。満面の笑み、両腕を挙げて万歳。
その時、痛感しました。「『できる』『わかる』ということは、子どもの表情を一変するほど、子どもにとっては凄い歓びなんだ」と。この場面に立ち会えたことは、私の一生の宝物となりました。
今、「ことば」で不安を感じているお子さんが、豊川市内にたくさんいると聞いています。その豊川のお子さんたちにAさんと同じように「わかる」「できる」という歓びを少しでも味わってもらいたくて、この「ことばの学び舎」を設立しました。ちなみに、私の一生の宝物をくれたBさんとは、この「学び舎」塾長・高村健一のことです。ご利用下さる保護者やお子さんたちに、同じような歓びを、彼ならば、きっと届けてくれるに違いないと信じています。
是非、「学び舎」の扉を叩いて頂ければ幸いです。(令和 6年 7月吉日)
塾長 挨拶
高村健一
(特別支援学校教諭一種免許、言語聴覚士)
大学、大学院と特別支援教育を専攻してまいりました。主に、発達障害のお子さんの言語指導について学んできました。
応用行動分析を学ぶ過程で、お子さんが苦手だと感じてる状況や、結果として起こしてしまう不適応行動について、お子さんの視点で分析し、少しでも困り感を減らし、達成感や自己肯定感を感じてもらえるような指導を実践してきました。
聾学校、知的障害特別支援学校で主に教育相談との業務を担当し、保育園や小中学校への授業へのアドバイスに伺う仕事もしてまいりました。
お子さん一人ひとりの得意なこと、好きなことを活かして、自ら「できる」「わかる」言語指導を新しいこの「ことばの学び舎」で実現できたらと考えています。
よろしくお願いします。