支援事例
(1)音読の宿題が苦手、学校で指名されて音読することに苦手を感じるお子様への支援
発音しやすい音を見つけながら、短い文章を読んでいく練習。
いったん教科書から離れて、本人の好きなものを題材にした文章を楽しみながら読む練習(新幹線の話、昆虫の話、好きなアニメの話)などを通じて、聞き取りやすい発音の仕方や文字を目で追って文章を読み進めていく練習をします。
(2)文章を書く時に、「て、に、を、は」などを適切に使えないお子様への支援
日常場面を想定、もしくはお子さん自身が経験したエピソードを教材として、
「だれがブランコにのったの?」
「あなたはおやつをもらわなかったの?」
「いもうとも車に乗って出かけたの」
などの会話を通して、適切に助詞を使う練習。
「ふりかけ□ ごはん□ かける。」などで□に正しい助詞を入れるといった問題の際に、「ふりかけ□ ごはん□ かける。」のように文字の一部を消して、複雑にみえる問いを段階的にシンプルにして、お子様に再提示します。
「ふりかけをかける。」と適切に「を」を入れられたら、次に「ふりかけを ごはん□かける。」を見せて、「ごはんにかける。」と適切に「に」を入れられるよう練習をします。
(3)漢字は読めるが書くことに苦手を感じているお子様への支援
漢字全体に注意を向けられずに誤った漢字を書いてしまう場合は漢字をいくつかのパーツに分けて提示して、漢字の練習をします。